目隠しの国<筑波さくら>


酔いを冷まそうと思って、あわよくば実験をしようと考え、
とりあえず眠らないようにと漫画を買って帰ったのですが、
ピアノの森」4,5巻だけ読んで、
一緒に買った「目隠しの国」最新刊(11/5発売)8巻は読まずに、爆睡でした。


ですが、フォローすると、
雑誌で、連載開始当初から毎月楽しみに読んでいます*1
で、お金を出して単行本も集めるぐらいに好きです。


触れた人の未来がときどき見えてしまう女の子と
触れたものの過去が見える男の子の
恋愛物語なんですが、「恋」というよりは「愛」に近い奥深い作品だと思います。
人間の弱さと強さが1話、1話、うまく描かれていて、とても心温まるのです。


私の好きなテーマの一つは、「音楽」だ
と「ピアノの森」をレビューしたときに述べた気がしますが、
「時間」も好きなテーマです。
誰にでも平等にあるもの、どうにもできないもののはずです。
しかし、もし自分だけ過去や未来を知ることになったら、
過去や未来に生まれ変わって(あるいは、移動して)しまったら、
ほかの誰もが動いていない時間を持つことができたら、
、、、
凄く衝撃的な重いテーマだと思うのです。
私は、数々の時間絡みの物語に心惹かれてきました。
実際、起こりえないことかもしれませんが、
真剣に考えてみる価値のあるテーマだと思います。


恋愛だけではなくて、主軸になるテーマを別に持っていてこそ、
ただの少女漫画でなくて、こんな年になっても
読んでいたいと思わせる作品になるのだ、と思います。


「目隠しの国」花とゆめCOMICS 1巻です。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592177541/qid=1068491774/sr=1-7/ref=sr_1_2_7/249-4475779-8469967


同じく1巻の漫画好きなどなたかのレビューです。↓
http://ore.to/~gekka/rev/impre0002a.htm

*1:ごめんなさい。立ち読みです。