大学受験


2月25日(金)は、妹の国公立大学前期入学試験日でした。
私は、ほとんど妹の力にはなれなかったのですが、
妹のおかげでいろいろ考えさせられます。


最近、読んだ本の中で、
「IQやEGよりWQというのが、
人生において一番大事だ」
ということが書かれていました。
WQのWは、Will(意志)で、
つまり「やる気」ということで、
その本の筆者の造語のようです。
多分、人生で一番始めにWQを試されるのが、
大学試験なんだと思います。
もちろん、自分の意志で行こうと思う大学がなくて、
ただ行くだけなら、試されることもないかもしれませんが、
しかし、難関大学や難関学部を目指すなら、
どうしても「やる気」が必要となります。
けれど、この「やる気」というのは、
普通の一般高校生には、なかなか持ち得ないものなのです。
かくいう私も、それを持ったのは、
ここ2、3年のことでしょうか。
似たような言葉で昔よく言われていた言葉に
「ハングリー精神」という言葉があります。
今の時代は無いと嘆いている人もいますが、
多分、今の豊かな時代には、育まれるはずもなく、
けれど悲観することはないと思うのです。
もっと違う形で、今の人はみな、
「やる気」を持っていると思うのです。
私も、それを見つけるのが遅かったのですが、
人生を意志を持って生きるのに、
遅すぎることはないと思います。
多分、妹もそれを見つけることができなかったけれど、
妥協して安易な大学に入ることはもっと嫌だったのです。
器用な生き方ではないけれど、
昔の自分を見ているようで、
頭ごなしに否定はできません。
妹が、はやく自分の人生において、
これだと「やる気」を持って取り組めるものを
見つけることを願っています。


余談になりますが、
先ほど述べた本の筆者が
「就職試験でいいと思ってとった社員がのびなかった場合、
やる気が無いのにあるように見えたという失敗が多い」
と書かれていました。
WQを計る試験問題を作れないだろうか、
とおっしゃっています。
なるほど、そういう問題があれば、いいですね。