プライド


私は、人から仕事を頼まれやすく、
また仕事を頼んでも嫌な顔をされず
手伝ってもらえるような人を目指しています。
つまり、一緒に仕事をしやすい人になりたいのです。
もちろん、腕はいいに越したことはありません。
しかし、同じ腕の人が二人いたら、
より仕事を頼みたくなるような人になりたいのです。


最近、過剰なプライドはその邪魔になるということに
気が付きました。
仕事の腕に自信があり過ぎると、
ときに、プライドがあり過ぎてやりにくい人になってしまうのです。
「私にしか、こんなに完璧に仕事はできないわよ!」
「この私が仕事を手伝ってあげたんだよ!」
というような人よりも
「あまりお役に立てないかもしれませんが、全力を尽くさせていただきます。」
「できる限りの仕事をしましたが、
もしかしたら至らないところもあるかもしれません。」
という人に仕事を頼みやすいと思いませんか?


それに、仕事がうまくいっているときは、いいかもしれませんが、
長く仕事を一緒にするなら、必ずトラブルは起こります。
そのときに、原因を追求して解決しなければいけないわけですが、
このときに、プライドが高くて自分が失敗した訳がないと思っていたら、
「あんた、なんか間違ったことしなかった?」と疑ってしまうのです。
すると、もし、自分の方が原因だとしても、
相手は、あなたのミスを指摘しにくくなりますよね。
「あれ、私何かミスしたかしら?」と言えたら、
相手もあなたのミスだとしても、責める気はなくなるでしょうし、
相手のミスだったとしても、
「いや、俺のほうが悪かったみたいだよ」と言いやすいわけです。


要するに、謙虚であれ、ということなのかもしれません。
お互いに、何か問題があったときに、
すぐに事態の悪化を最小にするように対処するために、
小さなことでも、悪い情報もいい情報もお互いに言い合って
よりよい仕事をしていくために、
プライドは持ちすぎないように、ということです。