「要領の良さ」


今週は怒涛のように仕事をしました。
といっても、一日中細胞の世話とかです。
インキュベータ1.2台ぐらいを占領して、
tRNA用のペレットを回収したり、
microarray用のRNAを回収したり、
Western blot用のペレットを回収したり、
mRNAを回収したりするために、
expand→回収を繰り返していました。
まあ、農家でいう田植えから刈り取りの繰り返しですね。
作業自体は別に嫌いじゃないけれど、
やたらと時間と労働力が必要な作業です。
毎日10時以降まで働いたおかげか、
1ヶ月かけてと言われた仕事が
2週間で終わりそうです。


今週の頭のことですが、先月お手伝いしていた方に
「謙虚になったな」と誉められたのですけれど、
それを一緒にいた上司の方に
「と言われました」と嬉しそうに言うと、
「こいつだけは誉めたらだめだ」とたしなめられました。
でも、その上司の方に今週末「誉めてやる」と言わ使めました。
しかも、めったに見せない満面の笑顔でした。
本当は、今週は怒涛のような実験のせいで、
ちょっとミスしたり、まわりの方に迷惑をかけたりもしたのですが、
上司の方は力になってくださるし、
(「親心」だそうです)
先月お手伝いしていた方も、
なんだか今週よく声をかけてくれるようになっていて、
応援してくれている感じで、
嬉しい一週間でした。


でも、今週も学んだことがあります。
「正確さ」「謙虚さ」「注意深さ」の次は、
「要領の良さ」が必要です。
大量の実験をいかに少ない時間でこなすか、
そのときに、「速さ」ではなくて、
「要領の良さ」が重要のようです。
私は、まだ足りません。
精進したいと思います。