「余裕」「要領」『失敗』


今週も波乱万丈な一週間が過ぎました。
先週、「余裕」がないことが問題で、
それは仕事全体の把握ができていないからだ
というようなことを書きましたが、
それだけではなく計画の立て方が悪いことが判明しました。
なんと、10/18(月)に上司いわく
「どんなベテランでもできない」ほど無謀な量の実験を
一度にやろうとして、
お昼休みをなくしても、
お昼の後のミーティング前に終わらず、
上司の助けを求める事態に陥ってしまったのです。
なぜ、そんな無謀な計画を立ててしまったかというと、
一つ一つの仕事の把握ができていないことが原因だと思われます。
同時にできることなのか、
同時にできるけれど、しなくていいことなのか、
同時にできるはずもないことなのか、
その判断ができないと思われてしまったため、
いちいち計画を知らせるように言われてしまいました。
また、一つ一つしっかりやれ、と厳しく言われました。


上司のチェックが厳しくなったおかげで、
さらに新たな問題も発見されました。
「要領」が悪いのです。
操作自体はそんなに遅いわけでもないのに、
仕事一つ一つでかかる時間が上司の方より多いのです。
例えば、ある仕事は、上司は1時間で終わるとおっしゃるのに、
私はどうしても2時間かかったりするのです。
この違いが、仕事を頼む間柄での食い違いが生まれる原因となっていました。
すなわち、上司が4時間もあれば終わるだろう、と考えて
「これとこれとこれをやってくれる?」と頼んだとき、
私がやれば6.5時間かかり、
大変だ、今日の仕事が終わらないー!
というような事態になっていたわけです。


そこで、どうしてこんなに差があるのか、
上司の方がときどきチェックしてくださりました。
(本当は、もうそんなチェックを受けるような時期ではないはずなのですが。。。)
すると、必要でない動作が含まれていたり、
前もって準備しておけばもっと早く取り掛かれることがあったり、
時間のあるときに空き時間だけでやればいいことを先にやろうとしたり、
毎日発見がありました。
さらに、時間をかけているわりには、
雑なところも発見されました。
というのは、丁寧にやるべきところが雑で、
丁寧にしなくていいところで丁寧にやっていたりしたのです。
時間をかけるべきところでかけずに、
時間をかけなくていいところでかけているようなのです。
もっとしっかり一つ一つの動作を見直す必要があるようです。


それにしても、私は上達が遅いように思います。
上司の方なら、自分で気が付いてどんどん改善していった領域に、
私はまだまだ手が届かないのです。
これでも腕を上げるために、
同じようなことばかりをさせてくださっているのですが。


それから、「余裕」を持つことの重要性を
今週も実感しました。
というのは、慌てて実験をすると、
何か忘れていたり、
ミスをしたりするのです。
今週で言えば、例えば上司の急な実験依頼がこなせず、
日程を遅らせてしまいました。


私はこの半年でいったいいくつ失敗をしているのでしょうか。
さらに、「要領」の悪さで無駄にした時間は、
考えただけで気が遠くなります。


ただ、そう上司にぽつりというと、
「そんなこと考えてもしょうがないよ」と。
実は、最近お気に入りの文筆家の10月25日発行の本を今週買ったのですが、
そこに書かれていた『失敗』についての素敵な考え方があります。

『失敗』する→自分を責める

ではなくて、

『失敗』する
→ちょっと頑張って、原因を突き止める
→同じ間違いをしないように、対策を立てる
→ひとつ学べた自分を、「えらかったね」と褒めてあげる

に変えよう!!
ということです。
『失敗』を駄目なものと放置しないで、
きちんと向き合ってあげるならば、
それはもはや『失敗』ですらありません。
『失敗』の領域をはるか超えて、
素晴らしい学び、経験に変化するのです。


私は、この考えに大変共感しました。
そういえば、人生を楽しく生きている成功している人は、
そうやって生きているんだろうな、と思いました。
私は、よく失敗して落ち込みますけれど、
これからは減らしていけるような気がします。