時間厳守


今週は、なんだか慌しく一週間が過ぎました。
仕事内容はそう大きくは変わっていないのですが、
求められる技術レベルが上がってきているように思います。
また、仕事だけをしていればいいというわけではなく、
まわりをどれだけよく見ているか、
まわりの方にどれだけ気配りができるか、
ということが大事だと再確認させられた一週間でした。


4月の入社当時から研究室全体での係の仕事として、
洗い物当番なんてものが
一週間に一回ぐらいはまわってきていましたが、
今週からさらに
細胞の培養に必要な牛の血清(FBS)の分注や培地の発注、
平たく言えば、研究室全体の細胞係の仕事が増えました。
FBSは、細胞が増殖するのに重要なものですが、
その成分が分からないがために合成することが出来ず、
牛から直接取ってこなくてはいけないので大変高価なのです。
研究室全体のFBSを分注するということは、
結構責任重大です。
万が一コンタミ(雑菌などが混じること)させたら、研究室全体の細胞を
駄目にすることにもなりかねませんしね。
でも、同じグループの面倒見のいい先輩に
「昇格したな」と言われて、少し嬉しかったりします。
それから、別に細胞係になったからというわけではなくて、
同じ研究グループの方に細胞部屋のことに関しては、
最近、よく聞かれるようになったので、
いろいろ把握していないといけないなぁ、と
痛切に感じます。


さて、タイトルの「時間厳守」ですが、
実は私は時間にとてもルーズです。
かなり昔から、時間通りにやろうと努力しているのですが、
うまく時間通りにいくことがほとんどありません。
でも、共用で使っているもの、
たとえば、細胞部屋のクリーンベンチ(細胞を扱う操作をする無菌箱)は、
完全予約制です。
そして、細胞実験は、時間が来てやめたくても
生き物なのでどうしてもやめられないこともあります。
でも、それを見越して余裕を持って、
時間内できっちり実験をするのが、当然なのです。
それは承知しているのですが、過ぎてしまうことがあり、
自分はまだまだだと感じます。


時間厳守するためには、余裕が必要です。
これで終わるだろう、という計画ではなく、
これで絶対に終わることは間違いない、
という計画でやらなければならないのです。
朝ミーティングがある日があるのですが、
これも、間に合うだろう時間に通勤するのではなく、
電車が急に事故で遅れても、
絶対に間に合う時間に通勤しなくてはならないのです。
また、ミーティングに参加する以上は、
眠たくて内容が頭に入らなかったりしては意味が無く、
早めに行って配られる資料に目を通しておく、
というようにミーティングを有意義な時間にするためにも、
時間より早めに着くことはしなければいけないことなのです。
ああ、当然のことなんですけれど、
最近、少しだらしなくなっていたので、
これからはきちんとしたいと思います。