幸せになるために


私の職場のまわりの人が生き生きとしているのはどうしてか、と考えたら、
たとえ、人に引かれたレールだとしても、
真っ白な人生に自分で道を作らなくてはいけないとしても、
「主体的に毎日を生きている」ということだと思いました。
かくいう私も、今自分がこんなに幸せなのは、
そうだと感じています。


実は、今週やっぱり同じように幸せな人が書いた本をみつけました。
タイトルは紹介しません。
ただ、その方の生き方に共感したので、
自分も真似してみようと思いました。
今からそれを自分の言葉で簡単に書いてみたいと思います。


私自身が主体的に生きようと決意したのは、
一度「自分が死ぬかも」と本気で思ったことがきっかけです。
その当時の私の心境を綴った記録があったので、
抜粋したいと思います。

私は4月30日よりウィルス性の風邪で
40度の熱と下痢に倒れ、
8日まで入院していました。
まだ、下痢は治っていません。
つくづく健康第一ですね。
皆さん、体にはほんと気をつけてください。
入院生活中いろいろなことを考えさせられました。
熱にうなされながら、意識もうろうとすることが多かったですが、
貴重な体験だったように思います。
私は、中学の頃から人の健康に貢献したいと考え、
大学院まで進学し免疫学や遺伝子工学を学んできました。
今回、人の健康に貢献するための研究に身を置きたい、
という思いを強くしました。
入院中に同室だった人には大変よくしていただきました。
その方の中には大きな病気を乗り越えてきた人、
今、まさに難病と戦っている人など
いろいろな人がいました。
私は、その人たちよりも早く退院でき、また若いのだから、
なんだってできるはずです。
医学の進歩を感じることもできました。
昔だったら、私は、隔離されていたかもしれません。
そして、死んでいる可能性もあったでしょう。
だから、私は、自分が受けた恩恵を返さなくてはいけません。
今難病と言われていることが、未来にかかった人は治療をすれば治るように
手助けができたらどんなにいいでしょうか。
私自身も今までに考えてきたことですが、
その思いの強さははるかに大きくなったように思います。


その後、就職活動をして今の職場に就きましたが、
本当に凄いところで、その職場で自分がやっていけるか、
大変不安を覚えていました。
しかし、何がなんても生きて行くためには、
この職場で必要とされる人間にならなくてはいけない、
そのためには、確実に仕事のスキルは身につけなくてはいけない、
と思いました。


それは、この職場だけで通用するという意味ではなく、
どこに行っても通用する仕事の技術という意味です。


そこで、ここからが私が漠然と考えていたことで、
具体的には著者のアイディアなのですが、
次の3つの目標を立てました。

  • 頭の使い方を身につけたい!

これは、今後の成長のための基礎を身につけたいということです。
3年、5年、10年というスパンで、
ずっと成長し続けて行ける人間と
全く成長しない人間とでは、大きく変わってくると思うのです。
世の中ですてきだなぁと感じる人は、
ずっと成長し続けていると思うのです。
そこで、問題解決能力やロジックを鍛えたいと考えたのです。

私は、浪人している上に大学院に進学したことで、
ストレートに大学卒業してすぐに就職した人に比べ、
かなり遅れを取っています。
(実際小学校からの一つ上の幼なじみは、課長になり結婚しましたが、
私は就職して1年たったところです。)
そこで、他の人に追いつくためにも、
24時間と言う限られた時間で自分を目一杯成長させたいのです。
だから、仕事も勉強も効率よく進めていく能力がほしいです。
これは、どこにいっても普遍的に使える能力でしょう。

  • 支援者を見つける能力を身につけたい!

成功している人に関する本を読むと、
右腕となるような人の存在や、
師と仰ぎ、いろんな角度からアドバイスしてくれる人の存在が
不可欠だと書かれています。
そこで、自分を指導してくれる人や支えてくれる人を増やす
人間関係の能力を身につけようと考えました。


さて、これらの目標を達成するために、
自分を磨く投資ができる、
つまり余剰資金があることが必要になってきます。
ご飯と水さえあれば生きてはいけますが、
新聞や本を買ったり、人と出会う場に出かけたりすることはできません。
だから、自己投資のための余剰資金を作るために、
経済的自立が不可欠です。
そこで、3つの目標を達成するための前提条件として、
経済的自立を目標に加えました。


宣言したので、実行して行くしかないでしょう。
背水の陣の状態を自分で作り出してみました。