「グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち」斎藤 茂太 (著)

私は、2006年3月15日発行の文庫本を買いましたが、
原本はこちらです。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479790667/249-7481506-7031542
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031008221&Action_id=121&Sza_id=C0


グズはなぜ大忙しなのか?言い訳の達人、完璧主義者、段取りばかりの人、遠慮しすぎる人…グズの原因を明らかにし、スッキリした人生に向かうための“心の処方箋”です。


コンビニでぱらっと見たら、自分に思い当たるところがあったため、
買って読んでしまいました。
今まで、一生懸命やってもまわりの評価がどうにも低いままだったりするのは、
もっと他の原因があるんだ、とは思っていたのですが、
具体的にどう悪いのか、あれこれ試行錯誤しているだけでした。
しかし、この本を読んで、
どこがどう悪いのからぐずだと思われるのか、
はっきりわかり、すっきりしました。
「自覚するとぐずはなおる」
という言葉を信じて頑張っています。


今回、学んだ事は、

今できることは、すぐやる。
「後でやったほうがいい」ことと「今は物理的にやる時間がない」こと除いて。

ということです。
すぐできることを後にまわしてしまうのは、
「やりたくない」心理が働いている事が多い、とのこと。
そのために、
「いやなことの次に、好きな事をする」
「いやな仕事の次に、かなり急ぎの仕事を入れる」
というスケジュールをたてて、実行するべきだそうです。


しかし、理想はそうでも、
やるべきことは常に複数、平行しているもの。
優先順位を考える必要があります。
つまり、やるべきことをリストアップし、
それらに取り組む前にざっと段取りを組み、
スムーズかつスピーディに進める策を頭に入れておかなければなりません。


これを実行してみたら、
だいぶ仕事がやりやすくなったように感じました。
特に、仕事の依頼者と報告&連絡&相談が足りない為に、
ぐずぐずしているように思われていることがわかりました。
例えば、自分の仕事の状況の全体を把握しきれていないために、
仕事の依頼をされたとき、
「はい、わかりました」
と引き受けることが多かったのです。
しかし、依頼されたときに、
その仕事が今の状況にプラスされると、
どれほど大変で、いつまでにできそうか、
ということが瞬時に判断できれば、
「すみません、その仕事は今すぐできそうにはありませんが、
いついつまでにはできます。」
と答えられます。
ちょっとした一言で、
仕事の依頼者をいらいらさせることがなくなるのですよね。
当たり前のことなんですが、
「今できること」というのは、
思った以上にいろいろあり、
頑張らなければ、と思います。