人間力

PHPビジネス誌「THE 21」2006年10月号で
素敵な言葉を見つけました。

人間力=仕事の能力+人間的魅力

私は、下っ端生活3年目となりましたけれど、
素敵な上司とは?
と最近よく考えます。
堀紘一ドリームインキュベータ代表取締役会長)曰く、
「やる気にさせるためには、ときに
言葉を超えた魂と魂で、部下の心に訴えられるかどうか
がカギを握る。
それが、リーダーシップを発揮できる人と、
そうでない人との大きな差だ。
そこで必要なのが、「人間力」である。」


世の中には多種多様な人間がいます。
私は、ちょっと前まで、無意識に
一緒にいて居心地のいいタイプとばかりつきあってきました。
しかし、それだと人間的魅力ある人にはなれません。
時間にルーズな人、
逆に律儀すぎる人、
あるいはコミュニケーション下手な人、、、
そうした人と好き嫌いを超えて、互いに信頼し合える関係をいかに築いていくか。
それが、大事なのです。


私は、まわりの人の悪いところを見るのではなく、
いいところを探して、自分の中に取り込み、
この人は素敵だ、と思われる人に成長したいのです。
そのために、まわりの素敵だと思う人を観察して、
まねして行きました。
苦手な人は好きになる努力をしました。
そうしたら、本当にいろんな人と仕事がどんどんしやすくなったんですよ。


そのおかげかどうかわかりませんが、
お盆に実家に帰って、
寝たきりの施設にあずけた祖父に会ったら、
不思議なことがありました。


施設の人は祖父に話しかけはしますが、
会話は成立しません。
また、祖父の娘(私からは叔母に当たる)も
祖父のぼそぼそとした声を理解できないのです。
会話ができるのは、祖父の息子(私の父)だけでした。
もちろん、私もまったく何を言っているかわかりませんでした。
ところが、この夏、父も理解できなかった祖父の言葉が
ところどころ聞き取れるようになっていたのです!
「人の気持ちが解らない」と言われ続けてきた壁を
超えた気がしました。


私は、私に関わってくれるまわりのすべての人たちと
きちんと関わっていきたい、と思います。