PCR

Polymerase Chain Reactionの略。
2本のプライマ−の間のDNA分子を数十万〜百万倍に増幅する技術。

バイオ研究を知らない方も読まれていると思いますので、いきなり説明から入りましたが、
社会人になってから、どうも実験関係の話を全くしていないので、
たまには書いてみようかと思います。


最近、スクリーニングのために、かなり大量にPCRを行っているのです。
実は、学生時代にPCRはほとんどやったことがありませんでした。
今ではごくごく一般的な実験技術とは言っても、
大量にやるとなるとそれなりに集中力が必要で、
慣れていないこともあり、それなりに疲れます。
細胞の培養では、1μl量が異なっても
全く気にすることはないわけですが、
PCRでは大いに気にしなければいけない量なわけですから。
細かいことは、嫌いではないんですが、
細胞の方が気が楽です。


恥ずかしながら、ゲルが悪かったり、
写真の撮り方が悪かったり、
プライマーが悪かったり、、、
よい結果が出せなくて、少し困っています。
私の直接付いている方が今お忙しいこともあって、
指導がちょっと甘いらしく、
びしびししごけと上からお達しがあったようで、
頑張らねばなりません。


出た結果をPower Pointでまとめなければいけないんですが、
その作業も時間がかかって遅く
(実は、学生時代は違うプレゼンテーションソフトを
使っていたので、これも初心者なのです。)
今日は、その作業などで6時まで休日出勤でした。


「「帰ってもいいよ」とは言われなくなりましたねぇ」
ともらしてしまったせいで、
「帰ってもいいよ」とは言ってもらえたのですが、
まさか、それで帰るわけにもいかないのです。
早く「速く正確に結果を出せる」ようになりたいものです。